London College of Communicationの風景

公開日: : 最終更新日:2014/07/31 ロンドン芸大 / Uni Arts London

留学中の大学の風景を紹介したいと思います。

9月から8ヶ月ももう通ったことになります。このくらいいると大学の特徴や顔が段々わかってきますし、春が来て明るくなると白の壁で覆われた校舎が段々と美しいと思いはじめました。
外側からみるとそんな新しい大学ではないのですが、中はきれいでなかなか趣があります。
迷路のようで未だに教室に辿りつけないこともありますが・・・。

エレファント・アンド・キャッスル(象とお城)というあまり評判のよくない町ですが、大学の中は別世界です。僕が気に入っているところをご紹介。

まずはたどり着いたら目に留まる風景から。

London College of Communicationは典型的な都会型キャンパス。広いミドリの芝のキャンパスの対極の建物の中だけがキャンパスの学校です。
今年のキャッチコピーは、「BRIGHT SPARKS」になったのでしょうか。昨年度までは「ROUND ABOUT」。これは英国式の円形交差点とか回り道ってな意味があります。なかなかいいなあと思ってました。多分やアートの交差点とか、ちょっと回り道し てここで学んでいきません?ってな余裕を感じます。まさに自分はそんな寄り道中です・笑

*調べたところ、BRIGHT SPARKSはファウンデーションコース卒業展のコピーだそうです。

この学校の少し前までの名前は、London College of Printing、和訳するとロンドン印刷大学とでもいうのでしょうか。メディアのデジタル化に伴い名前ももう少し幅広い概念を指すコミュニケーションに 変わったのでしょう。建物には、ポートレートがドンドンドンと展示されてます。さすが元プリントの専門大学という雰囲気出てます。ジャーナリズムやドキュ メンタリーにも多くの人材を排出しているので、人と社会にまつわる創作を!という雰囲気もよいです。

入り口改札を入るとすぐにアッパーストリートという多くの部屋に通じている通路があります。
大きな通路は一面白い壁で覆われていてギャラリーの役割もしているのです。ちなみに、下にもローワーギャラリーがあります。
この大学は、学部ごとに使う機材はかなり違うため教室などがある地域が棟が分かれています。
写真コースはMediaという区域に4つのスタジオ、3つの暗室と作業場、1つのデジタル暗室、チューター室などなどがあります。

ここが最も多くの人の目に触れるアッパーストリートギャラリー。
写真、タイポグラフィ、イラスト、ドキュメンタリーなどなど様々な造形物が頻繁に展示されています。こんなに白でまっさらなのは久しぶり。
所属しているコースでは、6月に卒業制作を展示する予定です。

アッパーストリートを進んで左折すると、今度はWELLギャラリーが見える橋に出ます。
階段を降りていくと、ここにも広い展示スペースがあります。

僕は、このWELLギャラリーを気に入っています。
通路から階段をおりることで、人が行き交う廊下から離れてじっくり作品に集中することができます。また、ただこのスペースにいるだけでも落ち着きます。生活の場から一段地下に降りた遊び場っていう感じもあって、表現の自由さを実感できる場です。

下に降りてみるのはもちろん、上からだってすてきな眺めです。
展示作業中も学生が切ったり貼ったりしてるのも好きな景色のひとつ。

これは冬に図書館の前にある日現れた作品。
こうやってただ学校で通路を通るだけでも、誰かのアイデアを形にしたものに触れられるのは面白い。

そんなに大きな大学じゃないのかなと思ったものですが、中は地下から18階くらいまであるTowerや建て増しで横にぐにゃぐにゃと繋がっているため、床面積にしたら結構な広さなのかもしれません。
未だにふらふらと歩いていると、くらい通路を抜けたら大きなワークショップスペースが出てきたりと不思議すぎです。

この学校に後どのくらいいるのかわからないけれど、結構居心地はよいです。
同じロンドン芸術大学のチェルシー校やセントラル・セント・マーチンズと比べると、下町の学校って雰囲気ですが、職人が集う場所という感じで気に入っています。

芸大の一つなので個性的な格好の人も多いですが、おそらく服飾科が有名なセントラル・セント・マーチンズやLCF(London College of Fashion)よりは地味です。

今度は、Towerや図書館も紹介できたらと思います。

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