発散と収束を日常で併せ持つ

公開日: : ゆく未知/考えごと

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1998年にホームページをつくりはじめて、2004年ごろに更新のしやすさを理由にブログに切り替えた。

ブログにする以前は、プロバイダにサーバースペースを借りて、HTMLを使って書いたものだった。デジカメも1997年に35万画素のソニーのものを持っていた。かなり労力を書くだけではなくて、アップするのにも使っていた。

時代は流れて、ブログに以降したときは随分楽になって、これはどんどん更新できる!と思った。実際、そのブログは最初の数年は週数回くらいの頻度で更新し、中国に行った2009年は冒険心もあっておもしろい発見をアップしていた。

段々、フェイスブックやTwitterなどの簡易に短くメッセージをやり取りできる形式になり、世間的にもブログの位置づけが変わったし、自分の中でもなかなか骨が折れるメディアという認識になった。

この骨が折れるとはどういうことだろう。

やはり楽で本能的に楽な方へと流れるのだろう。

発散と収束から収束へと向かう年齢に近づいているのだと、思い始めたのも30代半ば頃。何か専門テーマについて書くようにターゲットを絞った方がいい、と思い始めていた。だから発散思考で書くモチベーションはますます落ちた。

しかし、よく考えてみたら、どちらかに絞るのはつまらない。発散と収束は、循環しているように感じる。何かに集中する時期はあるし、仕事をしていれば何らかの専門分野について、そうなる。しかし、常に遊びを持って関係なさそうなことを見たり聞いたりやったりすることが、まわりまわっていましていることと収束して統合されて革新を生むことなんかもあるかもしれない。

もっとも、そんな下心を持たなくてもただ面白いものを知っていくことは好奇心を刺激する。

そして、特に発散的な内容を書くのはアウトプットを通して脳の柔軟体操にもなる。

最近、本屋に行ったら「水平思考」に関する本が平積みで置いてあった。そう、論理的な思考に対極する水平思考。一見関係ないものがつながり閃くことがあるのだ。

だから、このブログは、あいも変わらず発散と収束的なスクラップファイルみたいな存在にし続けようと思う。

 

さて、11月は書く月である。

本業でもプロジェクトの終盤で書くプロセスで発見を文字で記録する日々。

仕事のサイトもこちらは収束的な内容を書きためようと思いブログ機能を追加した。仕事は待っていて得られるものばかりではないので、そういったものは専門性を発揮していくべきだろう。

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一方で、遊びの公開スクラップノート。

美術大学の学生やデザイナーたちが持っているリサーチノートやスケッチブック。そんな位置づけのブログをこちらで発散する。

公式と非公式で考えたり、感じたりして書くとうことは、いくつになってもずっと続けていきたいものです。

 

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