星野道夫写真展「悠久の時を旅する」

公開日: : 写真学び / Photography study


六本木ミッドタウンで星野道夫「悠久の時を旅する」が開催中されてます。没後16年経ったけれど、作品の魅力は今なお健在。特にこのアラスカで群れからはぐれたカリブーが彷徨っている一枚は、あまりにも壮大な自然の中でのはかなさと強さみたいなものを両方感じることができて好き。短く添えてある言葉もよくてただ自然や動物を撮っている写真でないことがよくわかります。入場無料なのでもし気になったらギャラリーを覗いてみてください。かなりおすすめです。
そういえば生前・星野さんが、写真を撮ることについてこんなことを書き残してます。


「写真を撮るためにもっとも必要なことは何かと聞かれたら、それは対象に対する深い興味だと思う。始めは漠然とした気持ちでいい。花、昆虫、ある種の生き物への興味、山への憧れ、あるいはある土地への想い・・・・・・。それが何であれ、まず、その対象に対するマインドの部分で関わりである。そして次は、その気持ちをさらに深めていくプロセスだと。それが勉強をしていくことだと思う。(中略)

それは写真の技術とは直接関係がないかもしれない。しかし、その遠回りなプロセスは、ひとつの対象に対しグローバルな視点を与えていくことになる。つまり、何を視るか、切り取っていくか、という力である」

洞察力ってやっぱりじっくりしっかりという事抜きにはできないんだと思うな。その対象のこと好きってことが一番大事だけど。

関連記事

実技課題1 An individual person at work 仕事中の人

開講日にさっそくフォトジャーナリズム実技の課題が出ました。 テーマは、「仕事中の人」。 課題の

記事を読む

撮っておくべき写真カットの種類@LIFE誌方式/LIFE FORMULA FOR VISUAL VARIETY

フォトジャーナリズム”プロフェッショナルたちのアプローチ”というで雑誌ライフが求めた8つの写

記事を読む

no image

コース開始後、4ヶ月半ほどたってこれをやっていきたいと少し思えたことがあります。 その一つが先日から

記事を読む

no image

The Angle Pub in London / パブ・エンジェル@ロンドン

One of the most favourite pub along the river si

記事を読む

no image

Project five Self-portrait

課題5はセルフポートレイト。 この課題は、自分をどのように見ているか、見せたいかがにじみでてきて面

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ブログ引越

こちらにブログを統合しようと思います。 引き続きよろしくお願いいたし

銀杏@目黒不動尊

いつもと違うカメラで撮影すると、やはりものの見え方も変わりま

星薬科大学裏門付近の桜

名所の桜も美しいけど、意外と近くにも立派なのがある。作家星新一の父

桜の名所は近所にもある。旧中原街道の桜

日本は自分の生活圏内に桜があってうれしい。 確かに桜の名

目黒不動尊の桜2016年

ソメイヨシノより2週ほど早く咲いていた。 目黒不動は80

→もっと見る

  • RSS フィード

PAGE TOP ↑