コーヒープロジェクト編集中。1%をどう選びとるか。/Editing Coffee Project. How to choose only 1%.
公開日:
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ロンドン芸大 / Uni Arts London, 写真学び / Photography study ロンドン芸術大学, Course work, london college of communication, Photo project, ual

Photo: カフェラテ初挑戦。
8月8日〜9月23日の6週間を過ごしたスリランカでのリサーチについてのエッセイと写真の編集をしている。エッセイはまた別途記すとして、この間プロジェクト用に撮影した写真の総量は、3576枚。撮影した場所を4つのエリアにまとめたところこのような比率になっていた。(ちなみに3月訪問時は1600枚)
Café(カフェ) 1559 44%
Forest(森) 1121 31%
Urban(市街地) 516 14%
Union Event(イベント) 380 11%
ややカフェや市街地にフォーカスし過ぎたような気がしていたが、統計的に見れば森での撮影枚数もまずまずの枚数がある。もっとも、この世界は量的評価することには意味は無いのだけれど。問題は、どれだけ「こころに響く」写真がとれているかである。
卒業制作の要件によれば、おおよそ40〜50の写真を使用するのが望ましいとあるので、実際は1%まで絞りこまなければならない。確かに、一つのストーリーに集約するには、そのくらいの量が適量に思われる。
さて、どうやって絞り込むかである。一回で50まではとてもじゃないが無理なので、まずは10%くらいまで。
基準は、ストーリーの流れと1枚の写真が伝える写真の力だとチューターは言う。
今回は、フォトブックあるいは雑誌スタイルで制作したい考えている。
それを実際の作業に落とすと下記のような手順である。
1.ざっくりカテゴリ分け
Light RoomかBridgeなどのAdobeのソフトには、写真1枚1枚にカラーの付箋をつけていく機能がある。自分は、上記の4分類に青、緑、黄、赤をざっとつけてまずはカテゴリわけした。
2.レーティング
0〜5の★で各カテゴリの写真を自己評価。この評価は、一回では終わらないので、まずは★1つを基準にしてパス、おっと思うものには2つ。二段階を終えたら300枚くらいになった。
3.他人の目で再評価
ここで学校へ持っていて、チューターに見せた。チューターは、私が300程度まで絞り込んだものを吟味して、★3つ目をつけた。ここでは、チューターに写真をストーリーの大枠分けた後、見せるようにと言われた。先述のストーリーと1枚の力の両方を加味するためであろう。この過程で一気に100枚程度まで絞りこまれた。ポートレイト集は別途カウントできそうな感じなので、実際は80枚くらいかな。
4.再々吟味←今、ここ
先生の評価はリスペクトすべきだが、やっぱりこれは残すべきという自分ならではの視点もやっぱり大切。ああでもない、こうでもないという過程を色、星、フラグなどでラベリングできるので、Light Roomは大量のRAW写真を一括管理するには便利である。
次は、
5.レイアウト、6.キャプション
これらはまた次回進捗を記したい。
今週は木曜日にレイアウトの専門家がチュートリアルに来るので、それまでにレイアウトについても案をまとめておきたい。
これからますます絞込が大変になりそう。何を拾って、何を捨てるか。
そして、タイトル候補や本造りの会社も探していく予定。
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