はじめてのフィルム現像
はじめてのカラーフィルムの現像をしてきました。
暗室の入り口にカラー用の現像マシンがおいてあります。
学生は、イントロダクションを受けた後なら自由にそれを使うことができます。
今日は時間があったので、さっそくフィルムカメラで撮ってみたものを現像してみました。
学生に課題が出始めると、暗室もデジタル現像室も大変込み合うことは目に見えているので、閑散期の今使えるものは体験しておきたいものです。
学校には暗室、スタジオ、デジタル現像室、レンタル機材など非常に高価な施設があるので、学生は在学中につかわにゃ損です。非EUの学生の学費は高いわけなので、とにかく使うべし。
今日は現像といっても薬品を使ってするものではなく、まずは機械を使うものからトライ。
暗室の責任者に教えてもらいながら、フィルムにプラ板を挟んで現像機に入れます。入れ方にコツがあって、フィルムをセットしたら3秒以内に蓋を閉じなければなりません。
とってもアナログ。
20分ほどすると、大きな機械の上からゆっくりと現像されたフィルムが出てきます。中で何がおきているのかはまだ勉強前だからよくわかりません。ダークルームのブラックボックス。
ちょうど今週の月曜日から暗室実習がはじまって、白黒フィルムの現像プロセスの学習がはじまりました。
なぜ、白黒がいいのか、白黒だとダメな時はどんなときかなどの説明と必要な器具の話が中心で、実際に手を動かすのは来週からです。
現像済みのフィルムは、印画紙に直接焼き付ける方法とフィルム用のスキャナーでパソコンに取り込んで使う方法があります。
スキャナーの場合、すでにデジタルの一眼レフで撮ったものと同じ状態になるのではないかと思いますが、現段階ではそこもよくわからないところです。きっと、ひと議論あることだと想像します。
閑散としたデジタル現像室でニコンのフィルムスキャナーとiMacを使って読み込みをしました。
第一印象。
すっごく時間がかかる!
スキャナにフィルムを6コマ分切り取って挿し込むと画面上にサムネイルが表示されます。一枚の写真を読むのに、およそ3分くらいかかっているのではないでしょうか。
そうそう説明会が終わったばかりなのに、使い方がわからないよ~といろいろ質問していたらアドバイザーに「まだ一週間も経ってないのにどういうことだ」と 言われました。
しかし、こちらからしてみれば、一週間しかたってないのに忘れさせる教え方はいかがなものか、です・笑。大体、耳で聞いた話は自分で実践し ないとほとんど役に立ちません。
実際、A4サイズの大きなプリントに耐えられる画質でスキャンしていることもありますが、24枚を1時間ではちょっと時間不足でした。
でも、面白い。
写真にたどり着くまでデジタルに比べて、なんて手間なんだろうと思う反面、少し前の記憶にたどり着く過程としては悪くない時間の使い方だと思います。
ただ、今日の失敗。
1時間以上かけて取り込んだ写真が1枚を残して全部エラーで開けませんでした。
どうやら、メモリーカードのフォーマットをWindowsとMacの共通で読み書きできるようにしていたのですが、スキャナーから直で保存したのが悪かっ たようです。一度、パソコンに保存してから転送すべきでした。やれやれですが、自習の時間でよかった。これが宿題提出前だったらたいへんなことになってい ました。
そんなことで、フィルムの写真はまた改めて明日以降せっせと読み取るとします。友達のポートレートです。楽しみ。
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