Slow pace start of my course
公開日:
:
最終更新日:2014/07/31
ロンドン芸大 / Uni Arts London, 写真学び / Photography study Course work
新学期もはじまったかと思ったのですが、9月中旬までは施設やスタッフ紹介、器具の使い方など緩めのスケジュールです。
生活も、早朝型に切替てなんとか6時台に起床するようにしています。
ユニクロも7時出社にしてるくらいなので、5時起きが理想ですが、徐々に身体を慣らしていかないとなかなかできませんね。一仕事終えて、朝のぼんやりした頭が8割くらい起きてきたので完全覚醒を目指してこうしてブログを記すことにしました。
コースダイレクター(教授)からコースの紹介がありました。
イギリスの大学は、教授の他にチューターという担任がつくのがいいなあという第一印象です。これからコースの進捗や議論、進路相談はチューターとしていくことになりそうです。
シラバス(科目の取扱説明書)も配布されましたが、これが専門コースだけあってかなり目的と手法が明確に記されていてわかりやすい。
単位は全部で64を一年間で消化です。7項目に下記の重み付けがされていました。
Photographic project planning, implementation and review(フォトグラフィックプロジェクトの計画、実行、評価) 16
Context and history of photography(フォトグラフィーの文脈と歴史) 8
Presenting photographic images(フォトグラフィックイメージの発表方法) 8
Digital photo imaging techniques(デジタルフォトイメージ技法) 8
Exploring photographic imaging(フォトグラフィックイメージの探索) 8
Photographic darkroom skills(暗室技法) 8
Pixel-based image manipulation(ピクセルベースのイメージ加工法) 8
技術だけではなく、文脈や歴史に8単位ふられているのがこのコースを選んだ一つのポイントです。
Learning and Teaching Strategiesも明確に図示されて、一つ一つの概念に具体的な文章による説明が続いています。評価についても、同様のダイアグラムが用意されています。
すごい細かいなあと思います。だた、コースも本格的にはじまってないので実際はわかりませんが、多分こういう細かいのをいちいち説明はしないと思います。 ドキュメントは用意しているから自分で読んで臨んでねということじゃないかなあ。(余談ですが、ロンドンの地下鉄、鉄道、飛行機、いずれも機内アナウンス がすごく少ないです。前に、帰国時に車内アナウンスで「足を組むとじゃまになりますのでご遠慮下さい」のアナウンスに情けなく思ったものでした)
さて、コースはゆったり立ち上がってますが、さっそく未修段階での課題1というものがでました。
タイトルは、「The River Thames」です。
Thamesについてのペラ一枚のシンプルな情報が渡されました。歴史や長さなど役割などが記されています。あなたなりにテーマを設けて、1枚で表現してください、とのこと。期限は今月23日。
昨年のものを見せてもらったけど、大学のレガッタチームがジムで汗を流してトレーニングしてるのとかよかった。何かを学ぶ前の、素の自分にあるテーマの描き方が記録される大切なプロセスかと思っています。
今のところ、僕にとってThamesはランニングのコースであり、一日一回はWaterloo BridgeとWestminster Bridgeから眺めを楽しむ、冒頭の写真のようなまだやや観光的要素の残るところです。
でも、Themseの現在や歴史を見ていくと、ちょっと違った見え方になってくるような気がしてきました。かつてロンドン橋には昔家が立ち並んでいたという。古くはローマ帝国の時代・・・。
ものの見方、光のあて方を学び、描き出すことも一つの自分のテーマです。
まあ、とにかく楽しんでやってみます。
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