My first photo book KOOPI CEYLON 写真集ができました

大学院の卒業制作として、一冊の本を制作した。最終版まで3回の作り直しを経てついに完成。一刷目は、色が思ったように発色せず、二刷目はフォントサイズをより小さく調整することとなった。ハードカバーとソフトカバーの両方を作り読み心地や携帯性などをレビューした。写真は、一番上以外はハードのもの。実際に製本されてから気がつく、細かな点がたくさんあって、本の形式でリラックスして読んでもらうために必要なことに気づけた新しい経験でもあった。
さて、これで「調べて気づき、表現して、発信する」という一つのサイクルをアートスクールに来て終えた。元々、大学生のときから「調べて書き、発信する」ことを心がけてきた。調べ方にもいろいろあるし、書き方にも、発信の仕方だっていろいろである。特に、書き方は、広くは表現の仕方とも解釈することができ、数値に基づいた考察かもしれないし、フィールドワークで発見したことを写真や映像で捉えて表現することとも考えられる。

最近は、そこで捉えた内容も発信しやすいメディアの自由度のある時代になっていると思う。既存の表現の方法を組み合わせて、目的に応じて伝えるスタイルを変えることができる。

今回は、そうはいっても、そのもっとも根源的なスタイルである本という形式をとった。ここからネット方面へは柔軟に変更できるが、逆は難しいと考えたからだ。少々、コンサバなスタイルではあるが、そこは考慮した上でのこと。

今回のプロジェクトで更に必要なのは、この表現、発信の内容を使って何をするかである。それについては、まずはコーヒーのプロジェクト自体のコミュニケーションの媒介物となることと、この物語を媒介にして語られることばから気づきを抽出していくことかなと思う。そこまでやってこそ、リサーチ&表現、そしてアクションという新しい挑戦をしたといえる。まだまだこれから。一歩ずつ進めていきたい。

一方で、そういったかっちりとした目的のある方向からは自由な部分も大切にして、伝えるインパクトを磨くためにこれから創作力も鍛えていきたい。

物語の概要はWEBサイトからご覧ください。

KOOPI CEYLON

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