Apple Watchを入手した理由
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製品 / products
4月中旬にオンラインで予約したApple Watchが5月14日に到着した。
到着して、箱から出して電源が入ると、すぐにiPhoneとのペアリングをするのだが、もうそこからして近未来な体験。画面上に4次元バーコードが現れた。
それは、まるで生物の神経細胞か何かような動きをしていて、それをiPhoneのカメラで撮影すると、融合完了。
おぉーと感動。何か双方の受容体がシナプスをやりとりしはじめた、という印象を持った。(実際はBluetoothだけど)
もしここで、数字を押して1122みたいにやるのであれば、普通の電化製品としての第一印象だったであろう。
発表当初から、注目度が高いし、iPhoneが既に大衆化していることもあり、バッテリーの持ち時間だとか、デザインがクラシックでAppleらしくないとか、アプリもまだ充実していない、などさまざまなことが世間では言われた。
しかし、この製品はアーリーアダプター向けで、充実、安心はないが、何か面白いことがはじまるから参加したいというユーザー向けの製品である。
デザインがAppleらしく攻めていない、というコメントに対しては、実際に使ってみると、竜頭ともいえるデジタルクラウンをあえてハードキーとして残したわけがよくわかる。Appleの人間中心の考え方がよく仕込まれていることを実感する。かっこよさや先端さを追究するのと同じくらい、ストレスなく使えるか、というバランスの上でデザインされていることが伝わってくる。
時計を覗きこむタイミングのときだけ、画面が出るのもいい。(ほんというと、あと0.5秒くらい速いとうれしい)
そして、Appleがまだアップルコンピューターという社名で無名だったころに既にジョブズが梱包は絶対カラーで印刷してコストをかけた、という哲学のとおり重厚な箱を開けるわくわく感は健在だ。
ライフログに入っているものと思っていた体温を測定する機能はまだないとか、Nikeランニングで脈拍が連動されていない、充電中にすっごく熱くなる、などあるが、これは壮大な社会実験の一つなのだと思うと、別にマイナス点だとは思えない。
全てが完璧になるまで発売できなければ、まだ2年、3年かかってしまうだろう。今の技術水準すれすれ実現できる体験に価値がある。
装着してから明らかに変わったことは、Activityアプリによる運動と消費カロリー管理。長時間座っていると、ブルっと手首に振動が来てそろそろ立ち上がって少し歩こう!と伝言が来る。1日の消費カロリー達成にどれだけ足りてないかもわかる。既に、スマホは人々の生活や行動を大きく変えているが、こういったウェラブル端末は、もっと違った形で人の生理的な反応の延長線上に何らかの思考や行動を促すタイプの仕組みが今後、ビジネス、保険、医療と起きてくるのかなと予兆を感じた。
ちなみに、アラートは家族のみの通知を手元で感じられるようにしている。仕事とプライベートをわけるなら、今はプライベートなツールとして位置づけている。
いずれにせよ、毎日の楽しみが増えた。
購入した理由
- 2014年から紫のG-shockを使っていたが、少しフォーマルなときには合わないので、小さな時計がほしかった
- ライフログの世界にどんな世界が広がっていくのか、体験してみたかった
- Appleが全く新しい製品を世に送る時にどのようなPR、紹介、体験を顧客に対していくのか、リアルに体験したかった。実際、店頭、オンライン、宅配、到着後の利用法紹介メール、iPhoneとのペアリング、どれもかなりハイレベル。Appleがこの製品を売っているのではなく、体験を売っているのだということを感じることができた。
- 38年間生きてきても、自分の身体のメカニズムには未知なところが多く、データ化して俯瞰してみたいと思った(平熱だって実のところよくわかっていない)
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