卒業展の準備がはじまった

公開日: : 最終更新日:2014/07/31 ロンドン芸大 / Uni Arts London, 写真学び / Photography study

BA Final Show preparetion at LCC

アートスクルールには試験はありません。
そのかわりコースのレベルによりますが、出席、レポート、卒業論文、ポートフォリオ評価で卒業が決まるのが一般的です。
僕の所属しているコースは、論文はありませんが来月最終評価のインタビューがあります。
そこでは作品を発表しつつ、書いたエッセイに対する質問に答えます。
ちなみに、エッセイは3人のフォトグラファーに関する分析(4500文字)と自分の写真作品が時代背景と写真家から受けている影響(1500文字)についてでした。

卒業制作展も6月中旬からスタート。
これはとっても楽しみ。みんなファイナルプロジェクトの何枚かを使って展示をします。

先日ご紹介したようにLCC(大学)の中は、ギャラリー仕様ですので白い壁だらけです。
今日から先駆けて写真や本のデザインなどの学部生(BA)の展示準備がはじまりました。

大学の中は展示会場に早変わり。プライベートビューより早く見られるのは内部生のメリット。
印刷や映像インストレーションなどさまざまです。

今朝のミーティングで、僕たちの展示会についても話し合いがあり、計画書や掲示予定作品の下絵の提出が要求されました。
僕は、パソコン、ワイドプロジェクター、スピーカーと暗い小部屋をリクエスト。
希望通り、機材、場所の確保ができたらそこで写真映像を流そうと思います。

印刷だとクオリティの非常に高い数枚を見せられますが、僕はどちらかというと物語をそこで見せたいので、悩んだ末、20枚ほどの写真と文書と音をいれこんでドキュメンタリー色の小さなストーリーを作る予定です。
写真展示とは違って見るのに時間がかかるし、小部屋だと目立ちにくいという欠点もあるのですが、そこはこれから工夫して何とかします。僕自身が一枚の美よりも群によるストーリーに関心が高いし価値を見出しているのでそうしました。

なんだか壮大な大人の遊びをしているような、大人の夏休みの宿題をしているようなそんな気分もします。もちろんに大まじめに。どのようであれ贅沢な時間です。

あまりにパソコンを使いすぎて猛烈な首肩こりに襲われる最近ですが、そろそろポートフォリオを完成体に持って行きたいものです。
同時に来年の進学も進んでいますが、精一杯自分の思いと計画を話してこようと思います。

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