Rethink project 02. Archive research/地域で保存されている古い写真から

公開日: : 最終更新日:2014/07/31 UK, ロンドン芸大 / Uni Arts London, 写真学び / Photography study ,

image

As the first step of researching the dockland, I began to visit the local picture library in this area. There are many interesting pictures related with this local street and building.

This is one of them.

Watch House since 1821/監視小屋(現在:カフェ)

This small house called ‘Watch House’ in front of St. Marychurch. It was used for observing to prevent grave robbers from digging up bodies since 1821. “Bodysnatching was common in this area as surgeons at the local Guy’s hospital required fresh corpses and body parts for medical research.”[BBC]
Surprisingly, recently it has been reopened as a cafe. Very small nice cafe.

When I visited this cafe without any knowledge, this was completely normal cafe for me. But after knowing it, the impression is totally different. This is very interesting experience for me after researching this archive photograph.

Needless saying, our living time in one area is quite limited. Knowing the history helps us to connect the memory of this place beyond the limitation.

Probably I can find several unique places and the memories after this initial research. I will keep the research.

[日本語]

波止場地区のリサーチの手始めとして、地域の写真図書館に通うことにしました。近隣住民から集めた写真が大量にストックされています。(この場所は別途書きます)

その中からさっそく面白い建物を一つ見つけました。というか、何も知らないでこの前、珈琲を飲んだカフェです。。。

ライブラリーの近所の教会前に監視小屋と呼ばれている建物があります。これは埋葬した遺体の盗掘を防ぐために1821年から監視官が詰めていたところだということがアーカイブ写真とウェブで調べたところわかりました。

BBCの調べによれば「近隣の病院の外科医たちが実験用の遺体を求めていたことから、盗掘が頻繁にあった」という。

一年前には空家として放置されていたのですが、カフェに変わっています。外壁に墓石がたてかけてある趣のあるカフェ。

自分たちがその地域で生活できる時間は非常に限られてます。それは、外国人として一時的に住むという意味でもそうですし、仮に永住していてもよく住めて70年程度。時代を超えて地域の記憶に自分をつなげて、その場を楽しむというのもなかなかすてきじゃないでしょうか。それに、過去の記憶とかその場所の特徴はほんとに知らなければ、我々の生活に何の影響もないものなんでしょうかね。この辺りも、今回トピックとして並行して考えて行きたいです。

予想通り、この地区にはとても面白い遺産が眠っていそうです。更にリサーチを進めていきます。

image

1976. ©The Rotherhithe Picture Research Library

image

1981. ©The Rotherhithe Picture Research Library

image

May 2013. [ILFORD 400]

image

May 2013 [ILFORD 400]. The signboard tells us this building was built in 1821 as a watch house. 1821年に建てられたと記されています。

image

May 2013 [ILFORD 400]. 200年前からいつ頃まで墓荒しを監視していたのだろう。壁には墓石が。

関連記事

no image

National, Nation, School Anthem of NSAWO, UGANDA / ウガンダ国歌

2012年にウガンダで国際協力隊をしていた友人を訪ねたときに記録した小学生たちが唄うウガン

記事を読む

実技課題1 An individual person at work 仕事中の人

開講日にさっそくフォトジャーナリズム実技の課題が出ました。 テーマは、「仕事中の人」。 課題の

記事を読む

no image

1st Assignment

最初の課題が発表されました。 テーマはテムズ川。 留学生とイギリス人が半々くらいのこのコースで、テム

記事を読む

KOOPI CEYLON e-book edition

かつてセイロンと呼ばれたスリランカにおけるコーヒーの復活に関する物語です。150年前に、世界

記事を読む

テムズ川にある哲学の道

My life in this old dockland is nearing the end.

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ブログ引越

こちらにブログを統合しようと思います。 引き続きよろしくお願いいたし

銀杏@目黒不動尊

いつもと違うカメラで撮影すると、やはりものの見え方も変わりま

星薬科大学裏門付近の桜

名所の桜も美しいけど、意外と近くにも立派なのがある。作家星新一の父

桜の名所は近所にもある。旧中原街道の桜

日本は自分の生活圏内に桜があってうれしい。 確かに桜の名

目黒不動尊の桜2016年

ソメイヨシノより2週ほど早く咲いていた。 目黒不動は80

→もっと見る

  • RSS フィード

PAGE TOP ↑