ムンバイのナイトライフ。Cafe Zoeに行けば、インドの古いイメージは変わる。

公開日: : 最終更新日:2014/12/19 店・会社 / store, company

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ムンバイで平日金曜夜9時ごろ、ムンバイでグラフィックデザイナーとして働くNID卒業生である友人と会うために出かけることになりました。

その彼が待ち合わせに薦めたのが、このCafe Zoeです。南ムンバイのLower Parelという近郊鉄道から1キロほどのところにあります。

大通りから一歩中に入った場所にあり、高級車が次々と送迎に出入りしているような場所にあります。とはいえ、高級感があるかというとそんなことはなく、出入口は水はけが悪く、泥水がたまって歩きづらい感じです。ですが、扉をあけて中に入ると、その中は別世界。

グジャラートで、禁酒で暮らしているインド人たちや自分たちの生活が冗談みたいです。ここは、完全に西洋化された露出の多いファッションとサービス、そして価格帯。

インドでは女性は、なるべく肌を出さないように民族衣装的なものでふわっと長く、、、みたいなのはここにはありません。男性は割りとカジュアルな方が多かったですが、女性はドレスやワンピースで一度着替えてから来ているようです。みんな洋服です。

ここには、もう一人、NIDで学ぶ大学院生も行ったので、どんな人がここに来るのか、とか来たことあるか、聞いてみました。

「噂には聞いてるけど来たことはない。というか高いからね」。

「この地域には金融街やIT企業のオフィスがあるから、そこに勤めてる人や駐在員なんかが来てると思うよ」とのこと。

ムンバイにあるインド工科大学の中でももっともエリートなひとつIITボンベイ校出身のA君にも話を聞いたところ、ムンバイは夜にクラブやカフェで飲んだり、踊ったりできるのがいいところだね、と言っていました。特にバンドラの辺りには、外国人たちにも人気の高いけど良質な店が多いようです。

それを聞いたとき、NIDのように禁酒で肉も満足に手に入らず、しかも陸の孤島のようなところで2.5年住み込んで学ぶというのは、ムンバイ市のような都会出身の学生には、山ごもり修行に近いような状況なのだろうと想像してしまいました。

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しかし、当然ですが学生はもっと安いところで飲みます。このお店のメニューがこちらですが、カクテル一杯420ルピー以上(750円)です。学食で夜ご飯が80円程度がまあ最安値だとしても、この価格はインドではおもいっきりセレブ価格でしょう。私は、ハンバーガーとモヒートのカクテルをいただきました。インドの友人は、ウイスキーのコーラ割りを注文していました。(これオーソドックスなインドのお酒の飲み方)

NIDを6年ほど前に卒業して大企業でデザイナーとして働く友人たちは、こういうお店をおもてなしの選択肢として持っているのです。

入口付近には物乞いの方がいたり、ゴミが散乱していたりとギャップを感じますが、カフェの中はここまで私が体験してきたインドとはかなり違っていて、軽いカルチャーショックを受けました。経済都市ムンバイは、インドの中でも選択肢が多く、その多くはレベルが高いのだと思います。

しかし、観光ガイドに出てくるデリーやヴァラナシ−の旧市街地の風景もインドなら、こういったおしゃれなカフェやバーを日常とする人たちもいる幅の広さが現代のインドなのだと実感しました。私の中で、インドで住みたい町、ナンバー1は今のところバンガロールで、続いてこのムンバイです。

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