アーメダバードのコワーキングオフィスWorking Company

公開日: : 最終更新日:2014/12/20 店・会社 / store, company ,


起業家やフリーランスの人たちがオフィスとして使うコワーキングスペース(仕事場所を借りられるオフィス)が、インド・アーメダバードにもありました。 英国や日本ではHUBという組織が有名で、単にオフィススペースを借すだけではなく、他分野の人々との交流を通じてイノベーションが起きやすい環境づくりが推進されています。 ちょうどアーメダバードで起業した人たちの話を聞いてみたくて一日体験利用してみることにしました。ちなみに、この場所のことは、市内の割りとおしゃれなカフェのポスターで知りました。

Working Companyの1階には、デザイン雑貨のお店やZENカフェという気の利いたカフェもあって、ここの敷地内だけ周りからかなり浮いてとても好印象です。到着前は、WEBでオフィスの写真を見ても、きっと現実はそこまで整備されていないのではないかと思ったのですが、快適場所づくりがしっかりされていて若者たちがせっせと仕事や打ち合わせに励んでいました。

Working Companyでは、交流を目的としたチャイパーティも毎週水曜日に行われています。ちょうど私が訪れたのも水曜日午後だったので、起業後ここで仕事をしているNID卒業生のタイポグラフィの経営者や社員、UXアナリスト、Working Comapnyの経営者たちと話をすることができました。 タイポグラフィの会社は、インドのフォントをデザインしてソニーやアップルなどに納入しているとのことです。

7時間ほどの滞在中には、インド人、アメリカ人、中国人、そして日本人がいましたね。 起業直後で社員が少なかったり、フリーの場合は、ひとりで仕事をしていても意外とさみしいものです。そんなときに、コワーキングオフィスでちょっとした会話をしたり、案出しを手伝ってもらうのは有効です。

料金プランによって、固定の席(Rs 7000)、自由席(Rs 5000)、月10回だけ使える(Rs 3000)、1日だけ使える(Rs 400)という区分けがされています。Desk Plan 固定の席の料金Rs 7000は、市内にアパートの部屋が賃貸できる水準の金額設定です。真剣なビジネスの場として活用されることがうかがえます。

会員になると、オフィス利用の他にもオンラインのコミュニティへの参加やZENカフェの15%割引特典も利用可能です。 きっとデリーやムンバイには、更に活発なコワーキングコミュニティがあることでしょう。そちらも訪問してみたいものです。

最後にCo-workingについてまとめたビデオをご紹介。場所を変えることのメリットがいくつかあげられていますが、集中できる環境の確保や他の人との繋がりというのは重要ですよね。

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