インドでの腹痛
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習慣 / custom, 食 / food
インドの話を日本人にすると、よく聞かれるのは「治安」と「腹痛」のことです。
治安は、地域によって状況が異なるので簡単に答えることはできません。
一方で、ローカル生活では腹痛を避けるのは難しいのは確かです。2年前にデリー在住駐在員のお宅に泊めてもらい、一食1000円以上のものばかり食べていた時は、1ヶ月いても数えるほどしか痛くなりませんでしたので、問題はどこでどの水準で暮らすかにもよります。
実際、私はグジャラート州に到着後、最初の一ヶ月で日本の一年間分くらいの腹痛を経験することになりました・・・。
お腹の痛くなる原因は私の場合、2パターンに集約されます。
ひとつは、食事の香辛料や油が合わなくて腹痛になる、もうひとつは細菌やウイルスの感染です。
特にモンスーンの季節である6月〜10月は食中毒が頻発します。安易な自己診断は危険ですので、基本的には医師の診断を優先しますが、しばらく暮らしていると食事によるお腹のトラブルについては原因がわかるようになります。
食べている際中からはじまるじんわりとお腹が痛くなる症状のほとんどは、刺激の強い香辛料によって引き起こされます。
私が苦手にしていたのは、レッドチリパウダーです。
インドでは東西南北、どの地域でも料理に振りかけられたり、練りこまれていたりします。
東京で暮らしていた時は、インドカレー大好きとほぼ毎週レストランに通っていたものですが、本場物を知らないでいたわけです。
大好きなインドカレーの本場では、舌だけではなく、胃や腸まで刺激を感じるほどレッドチリパウダーが満載。
腹痛とともに、外に排除したいという身体の働きで、お腹も緩くなります。
現地に長期滞在し、ローカルのレストランや学食で食べるなら、スパイス刺激による腹痛の連続です。
ただし、インドで処方される薬は効果が強いものが多く、細菌感染も疑われ抗生剤を処方されるかもしれません。そこで、私が重宝したのは、新ビオフェルミンS錠です。乳酸菌由来なので、身体にも優しいようです。
実際、私もスパイスでお腹がおかしくなっているときには、この薬を飲むことで調子が和らぎ、下痢も早めに収まっていました。
もし、日本から長期滞在や出張で行かれるときは、少し強めの腹痛の薬とともに、この新ビオフェルミンを持っていかれることをおすすめします。辛いものや油の多い料理を食べて胃腸が弱った時には、とても重宝します。
以上、今回は、現地生活の中で頻発する腹痛に役立つものについて書いてみました。
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